学習目標 |
一見、思いつくままにとりとめもなく日常の暮らしを記したかに見える『更級日記』の、強固な構成意識を探り、作品の本質を文学史の中に見据える。 |
授業概要 |
物語と仏道とのあわいを揺れる『更級日記』を読む。400字詰め原稿用紙100枚にも満たない小品だが、少女時代に始まる平安時代の女の一生が封じ込められている。①旅の記、②家居の日々、③宮仕えと結婚、④物詣での記、⑤晩年の日々という5部から成る『更級日記』の世界を、平安時代の他の女性作家の作品と比較しながら読み辿り、その構成意識、主題を考えたい。なお適宜ビデオ等を使用する予定。 |
テキスト |
原岡文子訳注『更級日記』(角川ソフィア文庫) |
参考文献?課題図書 |
教室で指示する。 |
受講生への要望 |
『更級日記』の通読を求めたい。 |
評価方法 |
筆記試験による。 |
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授業計画 |
1.『更級日記』入門① ビデオ鑑賞ほか。 2.『更級日記』入門② 作品の構成、本文、作者等について。 3.「 | | |