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史学科が旧日光街道(足立区)のフィールドワークを実施

史学科の集中講義「日本史フィールドワーク1」の最終日、学生18名が学外研修に参加し、千住宿の踏査を行いました。「日本史フィールドワーク1」(授業担当:古畑侑亮先生)は、最近の旅行史の竞彩篮球推荐動向を踏まえて江戸時代に書かれた紀行文を紐解くとともに、旅文化を支えたインフラの歴史を学ぶことで、近世社会についての理解を深めることを目指した授業です。

午前は、足立区立郷土博物館にて夏休み学習展「ビビビ美アダチ―美術の見かた―」と常設展を見学しました。千住が多くの文化人を輩出した地域であることを知るとともに、青物市場を中心としてにぎわった「やっちゃ場」や街道の歴史を視覚的に学ぶことができました。

午後は、北千住へ場を移し、大名らが宿泊した本陣の跡に始まり、徳川家ゆかりの勝専寺や船頭たちの信仰を集めた橋戸稲荷神社などを経て、千住大橋までを踏査しました。

街歩きの愉しさを味わいながら、講義で学んだ街道と宿場の歴史を体感する1日となりました。

学生の声
?千住宿を実際に歩いてみたことで、江戸時代の情緒を肌で感じることができました。
?千住宿が商業などの拠点として栄えていただけでなく、松尾芭蕉の旅のスタート地点になったことからもわかるように、人々が交わる所でもあったことが実感できました。
?千住宿を実際に歩き、さまざまな人々が交流する文化的な場でもあったことを実感しました。史料を読むだけではわからない距離感や地理的状況を体感することができ、より立体的に江戸時代の旅文化について知ることができたと思います。

(文責:史学科専任講師 芹口真結子)

千住本陣跡
勝専寺にて集合写真
不動院