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「グローバル共生基礎Ⅰ」の履修生が4号館の屋上緑化に挑戦

今年度の「グローバル共生基礎Ⅰ」は、昨年度の「グローバル共生基礎Ⅱ」に続き、本学4号館のグローバル共生竞彩篮球推荐所で推進している緑化プロジェクト1と連携した授業を実施しました。

グローバル共生竞彩篮球推荐所では、CO2削減に関する教育と竞彩篮球推荐?社会活動の様々な取り組みを行っています。また、本学4号館は100%再生可能エネルギー電力やカーボンオフセット都市ガスを導入しているなど、本学の中でもエコキャンパス化が進んでいる校舎です。このような背景から、ゼロカーボン社会の実現を目指すプロジェクトに相応しい場所として、4号館での屋上緑化プロジェクトが始められました。

授業では「フード?システム」に焦点を当てながら「持続可能な開発」を批判的に捉え、世界や社会の構造を理解した上で、都市における屋上緑化の意義について検討しました。昨年度の履修生による屋上緑化のデザイン案や国内外事例を参考に、園芸に関する専門的な実践は本学の園芸サークル「Green Thumb(グリーンサム)」の講師でもある高浜真理子氏の協力を得て、履修生とともに野菜づくり2や空間デザインなどの実践を通して都市緑化を推進しました。

履修生たちは屋上緑化の取り組みに「自然と心身の健康の繋がりに関心を持ってもらうこと」という目的を設定し、グループごとに1つアクションを選び、実践しました。机?椅子?ハンモック?人工芝などを設置し、憩いの場としての空間づくりを実践したグループや屋上で育てている野菜等を利用したカフェとの共同プロジェクトを計画したグループ、取り組みを広報するための動画を制作したグループなど、それぞれの関心に引き寄せながら多様なアプローチで挑みました。

学生の声:
?環境問題は私たちの日常生活や社会の仕組みとも深く関わっているのだと気づかされた。自然や環境に意識を向け、身の回りでできることを探していきたい。
?屋上緑化とは単なる植物の栽培や景観づくりではなく、「人間が自然とどう関わるか」という問いかけそのものである。大学という学びの場において、このような体験ができることには、大きな意味があると感じている。
?座学ではなく体験型の授業だったからこそ、個人の意識も大きく変わったと感じており、こうした学びのあり方には大きな効果があると思った。

現在、授業後も屋上緑化の活動を続けたい学生たちと学内サークルとの連携も検討中です。プロジェクト期間も残りわずかですが、まだ実現できていないアイデアなどは実現できるよう、学生と教職員で協働し、都市緑化を推進していきます。

(グローバル共生竞彩篮球推荐所助教 神田和可子)

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1本学の2024年度教育改革等推進事業「4号館緑化に基づくPBL推進プロジェクト -アーバン?サステナビリティの実現に向けて-」(期間:2024年4月1日から2026年3月31日)

2化学肥料や農薬は一切使用せず、有機肥料(鶏糞)のみ使用。

植え付け作業
きゅうりの収穫
収穫物(なす、ミニトマト、枝豆、きゅうり、ゴーヤ)