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幕末維新期の横浜について学ぶ学外研修を実施

史学科の日本史演習Ⅱ-3(日本近世史ゼミ)は、2024年11月3日(日)、横浜開港資料館で開催された日米和親条約170周年記念特別展「外国奉行と神奈川奉行―幕末の外務省と開港都市―」を見学しました。

この特別展は、安政元年(1854)に横浜で日米和親条約がむすばれてから今年で170周年を迎えることを記念しており、前期展示では日本が欧米諸国と外交を行うために創設された「外国奉行」を、後期展示では横浜の開港場周辺の行政や居留地での外国人との折衝を担当した「神奈川奉行」をテーマに扱っています。私たちが訪れたときは、後期展示の「神奈川奉行」が開催されていました。

展示を通じ、幕末維新期の横浜の様子や行政、横浜をおさめる神奈川奉行の業務について、史資料の現物等を実際に目にしながら学ぶことができました。また、前期展示「外国奉行」にも足を運んだ学生は、展示内容を比較しながら見学していました。

参加した学生の声:
今回の学外研修では、神奈川奉行の職務や開港都市として栄えた横浜の街並みなどを、豊船を史料を通じて学ぶことができました。特に、くずし字で書かれた史料の読解に挑戦し、史料講読の授業での成果を実感するとともに、展覧会の新たな楽しみ方も知りました。この経験を糧に、これからも学びを深めていきたいです。

(史学科専任講師 芹口真結子)

特別展フォトスペースにて
「日米和親条約締結の地」モニュメント